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耳鼻咽喉科・アレルギー科 柴田クリニック-京都シティどっとこむ
Tel:075-751-6600  休診日:水曜日/日祝日、土曜日午後
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いびき・睡眠時無呼吸

● 小児のいびき・睡眠時無呼吸症候群について

子供は夜「すやすや」眠るのが普通です。しかし、約10%の子供は「いびき」をかくと言われています。大きな寝息ぐらいなら心配いりませんが、激しい「いびき」や就寝中に呼吸が苦しそうな様子があるなら睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

◆ 原因 ◆

口蓋扁桃(いわゆる扁桃腺)

アデノイド(鼻の奥にある扁桃の組織) の肥大 
   による気道の狭小化が大部分を占めます。

アデノイドが大きいことによって鼻呼吸が障害されると口呼吸を余儀なくされてしまいます。その際に口蓋扁桃が大きいと口からの呼吸も十分できず、結果として睡眠障害を引き起こすのです。
また、アレルギー性鼻炎などで鼻閉がひどい場合も原因になります。

断片図
アデノイド写真  上図白矢印の向きからアデノイドを観察した写真です。

アデノイド(♯印)と軟口蓋粘膜(のどちんこの上の方の粘膜 : *印)が接しており、気道が閉塞しています。

口を開けた状態を観察した写真  口を開けた状態を観察した写真です。

 口蓋垂(のどちんこ : *印)
  両側の口蓋扁桃(※印)が肥大していることによって(右>左)、気道が狭窄しています。

◆ 症状 ◆

以下に示しますが、昼間の症状については明らかでない場合もあります。

 日中の過度の眠気
● 注意力・集中力低下 (落ち着きがない)
● 重症化すると学校への不適応などを起こすこともあります

● 呼吸が荒い、いつも口呼吸をしている
● 食事が十分取れない (食べ物を一度にたくさん口に入れると、オエッとなりやすい)
● 夜間には激しいいびきをかく (大人顔負けのいびき)
● 寝相が悪い場合が多いです(呼吸が苦しいので、楽な体勢を求めて寝返りを頻繁にするのです:上を向いて眠れないお子さんが多い)。ひどい場合には座って眠るお子さんもいます。
● 呼吸抵抗が大きい場合には、陥没呼吸(息を吸う時に通常は胸部・腹部が同時に膨らむが、腹部は膨らむのに胸部が陥没する状態)を起こします。この場合、心臓に負担を与えたり、胸郭が変形したりすることがあります。

● 「寝る子は育つ」という言葉がありますが、これはまさにその通りです。睡眠中に深い眠りを得ることによって身体の発育を促進する成長ホルモンが分泌されるのです。従って子供が「いびき」や「無呼吸」により睡眠が不十分になるとホルモンの分泌が障害され、成長障害・発育障害をきたすことがあります。

● 夜尿症がなかなか治らないケースもあります

◆ 診断 ◆

問診による日常生活・睡眠状態の把握、視診(ファイバーによるアデノイドのチェックなど)、レントゲン、夜間の酸素飽和度モニターの結果などを総合して診断します(睡眠中の様子をビデオに録画していただき、見せてもらうこともあります)。

◆ 治療 ◆

口蓋扁桃やアデノイドの肥大が原因の場合は、手術により劇的に改善します。手術は3歳になっていれば免疫能などに影響を与えることなく行えるとされています(扁桃を取ると風邪を引きやすくなるというのは間違いです)
その他、アレルギー性鼻炎などで鼻閉がある場合には、鼻疾患の治療も必要になります。

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